カメラマンの目線より編集者の立場で
広報紙を構成する要素の一つは写真。編集作業のなかで沢山の写真の中から、1枚選ばなければいけないというときがあります。そんなときは何を基準にして選べばいいのでしょうか。
ここで決定的なのは、カメラマンと編集者の立場の違いです。記事のアウトラインに沿って写真を選ぶとき、編集者は記事内容を読者の目線に置き換えて考えることが大事です。写真は記事の構成要素のひとつであるから、カメラマンの推薦ということではなく、独自の立場で記事・写真それぞれ補強できる組み立てをすることです。必ずしもきれいな写真、構図が優れた写真がいいとは限らないのです。
そこで、限られた写真の中で効果的に紙面に生かすためには、無駄な部分のカットやクローズアップによる「トリミング」という手法をよく使います。たくさんの写真があれば選択の幅が広がるので、カメラ担当の方は、構図をあまり気にせずいろんな表情、いろんな角度から多く撮影することをお薦めします。
ところで、こんなことを書きながら、ブログ用に撮影した写真など見ると、私は表情が固いと、よく言われてしまいます……。「動き」を持った表情を作る良い方法がありましたら、是非ご紹介ください。
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